卒業発表会のLIVE配信
最近ではビジネスでのSNSの活用も広まり、企業イベントやセミナーの動画を映像中継としてライブ配信を行う学校も増えてきています。
また、現在は新型コロナウイルスの影響で、あらゆる演奏会やイベントが中止や延期となり、インターネットを活用したライブ配信に対するニーズが非常に高まっています。
映像機器に少し詳しい先生や生徒がいる学校では卒業発表会を自前でLIVE配信している学校もあります。
ライブ配信を実施するにあたりプラットフォームを決めるますが「YouTube Live」を利用する学校さんが多いようです。
そのような学校さんのYouTube Liveへのライブ配信の流れはざっと次のような感じです。
1、YouTube Liveのアカウントを作成(無料)
2、カメラと音声をエンコーダー経由でPCに入力
3、OBS(無料)というソフトウェアにてYouTube Liveにデータ送信
カメラはWebカメラやPC内蔵カメラでは、講堂などでの式典においては、最低限視聴に耐えられる映像を届けることは難しいので別途カメラを用意が必要なのでカメラや音響機器とPCを繋ぐためのエンコーダーが必須となりますのでご注意ください。
エンコーダーとは、映像や音声などのデジタル映像信号・アナログ音声信号を、PCが認識できるデータに変換するための機械です。
映像はHDMIでカメラから出力されることが多いため、HDMIをエンコーダーに接続し、エンコーダーをUSBでPCに接続する事が一般的な方法となります。
学校の設備にもよりますが、カメラマイクで拾った音声は講堂のスピーカーから出て講堂内を反響した後の音のため、基本的に言葉をしっかり聞き取ることはできません。
卒業式や入学式は、式典という性質が強いライブ配信です。
講堂などの広い環境で実施することが多く、学校の音響設備を使用することが多いと思います。トラブルを無くすための大切な点は、エンコーダーをしっかり使い、PCに対して映像と音声を丁寧に入力することだと考えています。
ネット回線にばかり意識が行きがちですが、このポイントを押さえて検討してみてください。
先般、某専門学校の卒業発表会の思い出DVD制作お仕事をさせて頂きました。当日は発表会にの模様をLIVE配信しながら、DVD制作用の映像を同時に収録して、LIVEでも楽しんで頂きながら思い出の映像も制作するハイブリッド的な配信を行いました。

投稿者
梅田高広 株式会社ミナモトビジョン代表
1964年3月生まれ東京出身
大手映像会社で日々の仕事をしながら映像の持つ無限の力に常々感じ、映像の持つ発信力をもっと色々な人達に広めたいと思いミナモトビジョンを立ち上げました。
最初は大型LEDビジョンをイベント会場やコンサート会場に貸し出すことから始め、次第に大型LEDビジョンに映像を映し出すお仕事も依頼されるようになりました。
ひとりでも多くの人の役に立ちたい、ひとりでも多くの人に喜んでもらいたい。という、その思いはやがて大型LEDビジョンの仕事に留まらず映像制作にも広がって行きました。
どんな商品にも、その商品が完成するまでにはさまざまドラマがあり、「伝えたい」という思いがあると思います。単純に動画を作るだけでなく動画に思いを込める事を大切にしています。
明るくどんな事にも前向き取り組むスタッフと共に「みなさまの気持ちに寄り添う映像制作会社」でありたいと思っております。